野良猫とサイババ

去年見つけた、前髪が魅力的な野良猫を
昨日の夜、久々に見かけた。

うわああああああ、ひさしぶりいいい
という気持ちをおさえ少し離れて見守って
徐々にジリジリ近づいていくと
猫は車の下に隠れてしまった。

 

しょうがない待つしかない。でも顔が見たい。
尻尾だけ見せてさー、ずるいよね。

 

我慢できなくなり鳴き声で誘う作戦にでた。
にゃあ、とかなんとかやっていたら
猫が出てきた!

 

あらやだあたしの鳴き声で?と思ったら
ラフな格好の男性がいつの間にか現れていて
猫さまは、その男性と一緒に花壇のほうへ
ナアナア鳴きながらスタスタ歩いていった。

 

むむっ。
あたしの、にゃあ、をきかれたか?!
まあ、それはいいとして


男性は花壇のコンクリートの部分に
サッとカリカリを置いた。
なんという鮮やかな手つき!

 

あっという間だった。
もともと手の中に入ってたの?

猫が食べ始めるのを待たずに
男性は歩き去った。

 

あのラフな格好、あの慣れた手つき・・・。
はっはーん、近所の常連さんだな。

耳もカットしてあるし
ちゃんと見守ってもらってる地域猫か。


あげたらあげたっきりで後片付けもせず
そこが汚れてしまったりすれば
クレームが入るかもしれないけど
あれなら誰も文句言わないだろうな。

絶対残さないような量なのが凄い。
片手で持てる分くらいの。

さらさらー、て置いてって、容器もなし。
猫が食べたあとにはなんの痕跡もなかった。


なんか嬉しかったなー。
夜だったから写真撮れなかったけどさ。

 

去年撮ったやつ。イカ耳になっておられます。

 

 

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