性同一性障害を「精神障害」の分類から除外へ WHO

NHK WEBより 

スイスのジュネーブで開かれているWHO=世界保健機関の総会で、心と体の性が一致しない性同一性障害について、「精神障害」の分類から除外することで合意しました。性同一性障害の人たちがこれまで受けてきた差別が解消され、社会の理解へとつながるのか注目されます。

世界的な健康や医療などの課題について話し合うWHOの総会は25日、医療機関での診断や治療を必要とするけがや病気などの国際的なリスト「国際疾病分類」を29年ぶりに改訂することで合意しました。

この中で、心と体の性が一致しない「性同一性障害」について、これまでの「精神障害」の分類から除外し、その名称を「性別不合」に変更しました。

そのうえで、WHOは、障害と分類されなくても、当事者が望めば生殖能力をなくす手術などの医療行為を受ける権利は保障されるべきだとしています。

デンマークの代表は「精神障害の分類から除外したことは、あらゆる人たちが尊厳のある生活を送ることにつながる大きな一歩だ」と述べ、今回の変更を歓迎しました。

性同一性障害の人たちが、「障害」とされることによって受けてきた差別が解消され、社会の理解へとつながるのか注目されます。

 

 

異性愛者が大多数を占めているからといって

それ以外の人を『精神障害』とみなすなんて

そもそも、どうかしてたのよ。

 

あたしは、たまたま異性愛者なだけだし

たまたま世の中に異性愛者が多いだけじゃん。

 

上野でホステスをしていた10代の頃

お店が終わると仲の良いホステスと2人で

毎日、浅草のゲイバーに通っていた。

朝まで飲んで食べて歌って笑って、無料。

 

「あの客にツケたから大丈夫よ!

あんたたちは一銭も払わなくていいのよ!」

がママの決まり文句で

たまーに誰もお客さんがいない時に

 

「悪いわね、3000円いただくわ」

てな感じだった。

1986〜7年頃だから、バブル期か。

 

そのママはバイセクシャルだったから

奥さんと子どもがいた。

 

板さんは異性愛者の男性で

いつもママに股間を狙われてて

ちいママはゲイだった。

 

楽しい世界だったな。

あそこが唯一のあたしの居場所だった。

すんごい可愛がってもらったなあ。

 

温泉にも連れていってもらった。

お金は一銭も払わせてもらえなかった。

年齢の割にはお給料はもらっていたけど

そういうんじゃないらしい。

 

ママが羽目を外して肋骨を折ったり

てんやわんやだったけど

笑いっぱなしの楽しい旅行だったな。

 

バスを貸し切って、もう、ギャーギャーよ。

近くのスナックのママ家族とかも一緒でね。

 

あたしは10代で既に訳ありだったけど

ママたちは、そういう鼻が利くんだよな。

どんだけ癒されたか。

勝手に「同士」だと感じていたしね。

 

他のゲイバーにも連れて行ってもらった。

ショータイムがものすごく下品なんだけど

ゲラゲラ笑わせてもらって現実逃避ができた。

今、あんなことをしているお店あるのかなあ。

 

 

 

性同一性障害』が『性別不合』に変わっても

すぐに差別が解消されるとは思えない。

 なんにも名前がつかない世界になったらいいのに。

 

「誰がどんな姿でいようと何を好きになろうと

何にもおかしくない、自由じゃん、

本人が望む姿が本当の姿だよね」

 

誰もがそう言える世界になったらいいのに。

その上で、望む姿になるための手術や

望む姿でい続ける為の精神的なケアが

当たり前のように受けられる世界になってほしい。

 

『障害』ではなくなった途端に

「障害じゃないから手術受けられません」

とか急にそんなんならないよねえ?!

 

小学校でプログラミングが必修になるなら

こういうことを学ぶことも必修にしたらいい。

 

性教育を含めた性全般についてや

人種や、あらゆる多様性などについても

小さい頃から勉強出来たら

もっと楽しい世界になるだろうに。

 

 

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