怖いのは・・・

すごかったな、台風・・・。

死者も出たし行方不明者もいるし

まだまだなんだな・・・。

 

巨大鯉のイチは大丈夫だろうか・・・。

前回は水槽の水が濁る程度で済んだけど

今回は大きかったからなあ・・・。

 

スマホにバンバン入ってくる警報が怖かったけど

避難するほどでもないし

川が決壊しても2階だから大丈夫だろう

てことで家にいることに決めた。

 

夜の9時~10時代の風の音と揺れに

1人でビビりながら

大丈夫、大丈夫、と唱えまくった。

 

そして今朝、鳥の声で起きた。

何ごともなかったかのように

チュンチュン鳴いていた。なんつう平和。

 

前回の台風の時は、隣人が

アパート前の葉っぱを掃除してくれたから

今回はあたしが、と玄関外の廊下に置いている

ホウキとチリトリを持ち上げたら

ちりとりの裏側に何かがついているのが見えた。

 

蜘蛛だった・・・しかも、つい最近まで

廊下の天井に張り付いていたスリムな奴。

 

最近見かけないから、引っ越したのだな

と思っていたからショックだった。

しかもあたしのチリトリに・・・。

 

明らかに、チリトリで

天井の蜘蛛を叩いて殺したのが分かる。

では誰が?・・・はっはーん・・・。

 

前回の台風の時の隣人との会話を思い出した。

 

「掃除ありがとうございますー」

 

「いいのよ、廊下に自転車も置かせてもらってるし」

 

「そういえば、ここ蜘蛛いますよねえ

天井にへばりついてますよね」

 

「そうそう、いるわよね、

不動産屋さんに言えば駆除してもらえるわよ」

 

「そうなんですか・・・」

(不動産屋さんが苦手でテンション下がる)

 

とまあこんな会話をしていたのだった。

2階に住んでいるのはあたしと隣人だけ。

 

仮に隣人が不動産屋さんに電話したとして

不動産屋さんがきてくれたとしても

住人のチリトリ使って叩き殺す?

 

そのスリムな蜘蛛は足が細長く

体を広げてフワッとなっている時と

閉じて天井にぴたりとついている時があった。

 

最初は気持ち悪かったけど

その変化を見るのは面白かったし

家の出入りをする度に目に入るから

ちょっと情が移っていて

こいつには手を出さない、と決めていた。

 

隣人は、同年代くらいかな。

よく喋る、頭の回転が速い人。

なんとなく隣人を疑ってしまうのは

ちょっとした狂気を感じることがあるから。

 

 

ホウキとチリトリは部屋の中に入れ

綺麗に洗った。もう外には置かない。

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