2歳児3連発

ある商店街のあるお店の前に

小さな人工池があって

金魚数匹と亀が2匹住んでいる。

 

冬になると亀は冬眠のため店内に移る。

(ある冬の日、亀がいない事に気づき

お店の人に確認したところそれが判明)

 

先日、いつものように眺めていると

小さい男の子がトゥトゥーとやってきて

亀を指さし「あっち」と言った。

 

「ほんどだ、亀さんいるねえ」と言ったら

お母さんが、”あっち”の意味を教えてくれた。

 

亀ではなく亀に当たるライトをさしていたのだ。

家でライトを触って熱かったのを思い出し

あっち、と言ったらしい。へーーーーーっ。

 

すごいんですけどおおおお。

かしこいねええええええ。

 

お母さんは「行くわよ」というけど

その子は帰りたくない。

何度か攻防を繰り返し帰ることになった子が

「ばーい」と言ってくれた。

 

可愛い過ぎて、出ないはずの乳が

出ないはずの乳が出そうになったわよ。

 

苦笑いしているお母さんを無視し

「ばーい」と言っては、また亀を見る子。

微笑むあたし。

それを繰り返しているところで別の母子登場。

 

そのお母さんは乳児を背負い

ベビーカーに1人乗せていた。

 

ベビーカーの子はまだ喋れなかったが

亀に興味津々で一生懸命言葉を発していた。

 

あたしの顔もちょいちょい見ては

亀を指さしていた。

「亀さんだねえ」なんて言ったりして

ああ、子どもがいたらこんなふうに

一緒に亀をみたんだろうな、なんて考えた。

 

ほんっと、可愛いなあ、おい。

背負った子は4カ月だそう。

 

「今年の夏は暑かったから大変でしたねー」

 

「そうなんですよー」

 

なんて会話している時に、ばーい君が帰った。

小さい後ろ姿を見送っていると1度振り返り

手を振りながら「ばーい」と言ってくれた。

乳が出るどころの騒ぎじゃない鼻血ブーだわよ。

 

そんなことをしていたらまた別の母子登場。

その子はちっさな車輪のついた

ちっさな自転車に乗っていて

 

池を見るなりおもむろに自転車を乗り捨て

お母さんに「これこれ」と言われていた。

 

どの子も2歳児だったけど、発達はそれぞれ。

みんな可愛いかったなー。癒されたわー。

全員男子だったな。

 

楽しかったよ、ありがとね。

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