ハラペコ竜

ブータン

ぶーたん・・・・響きがまず可愛い。

 

テレビ録画したのを見て、唸ってしまった。

難民もいるけど、イチバン幸せな国と言われてる。

いろんなこと言ったらキリがないから

いいところを。

 

森の保護が最優先。

経済発展だけしかみない他国をしり目に

ひたすら 国民総幸福 が重要と考えてる。

 

~Gross National Happiness~

GDPではなくGNH。

 

物質的なゴールは目指していない。

 

発展途上国なんかではない。

やたらに人間関係が濃い。

 

物欲は果てしないし

喜び、楽しみ、興奮などは一時的な感情。

 

幸せ、というのは長期的な満足で

あるがままを受け入れる、ということ。

 

子供の学費や医療費は無料。

幸福とは探すのを辞めた時に見つかるもの。

自分の内部に見つけるもの。

自分の中にあるものを知ること。

 

そんなブータンを他国はバカにしていたのに

去年7月国連が 国民総幸福 という考え方を

取り入れる、と決議。

 

ブータンの国王夫妻が

被災地を訪れた時子供達に言った言葉。

 

「 竜(ひとりひとりが持つ人格)は経験を食べて育つんだ。

 

何年もかけて育っていくんだよ。


自分の竜を大事にしないといけないよ。 」



100万ドルの義援金を送ってくれている。

 

テレビに映る人達の姿を見ると

とんでもないお金なんだよな。

 

他にも、小さくても心の豊かな国が

支援してくれたことを考えると

有難いというか、胸が痛くなる。

 

そして、ブータンの昔話。

 

ヘレー爺さんはトルコ石を拾ったが

歩く途中、馬と交換してしまう。

 

その後、馬を牛に、牛を羊に、羊を鶏に、と

どんどん小さなものに交換していって

最後に、歌を歌う青年に、歌と鶏を

交換してもらい

 

もらった歌で、ヘレ―爺さんは

周りの人を幸福にし

爺さんも楽しく暮らしました、とさ

 

わらしべ長者とは全く逆だな・・・。

 

テレビの続き・・・

朝、大きな鍋に自分達のご飯を温めていると思ったら

牛が食べる食事だった。びっくりした。

牛も暖かいご飯を食べた方が体にいいと思うから

ということで、毎朝のことなんだって。

 

人間同士の助け合いも半端じゃない。

 

毎年4カ月だけ飛来する鶴の為に

電線を伸ばさない

電気が通らなくて不便でも我慢する。

 

鶴の声を聴けばホッとする、とか。

鶴は人の罪を清めてくれる、という

舞いもあるほどだ。

 

そして、そんな姿を知ったオーストリア政府が

地中に電線を通す支援を申し出た。

 

村人達へ

「自分が困ったら何人が助けてくれますか?」

て質問したら


病気になったら、8人以上が助けてくれる
と言う人が60%。

お金に困った時は、3人以上が助けてくれる
が半数以上、と答えてた。

 

あたしだったら何人・・・?て考えたら

どっちもゼロだった。

て事は、あたしが助けてあげられる人も

ゼロ、てことなんだ。

 

そういう暮らしがしたい、と思ってる。

そういう気持ち、分かる、て思ってる。

 

でも現実では、手を伸ばしても伸ばしても

届かない。

 

まだまだ、あたしの竜は空腹のようだ。

 

03月25日 18:18

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