イライラしないママになれる本-子育てが ラク になる アドラー の教え 野口勢津子著 岩井俊憲監修
アドラー式の子育て本。
怒りは二重構造になっていて
後ろに本当の感情が隠れているそうだ。
例えば、朝起きない子どもに対して
「早く起きなさい!」て怒るのは二次感情。
本当の感情は「このままだと遅刻しちゃう」
で、それが一次感情。
大人に当てはめてみると・・・
レジで並んでイライラする時は
きっと時間に余裕がない時だよね。
著者も、自分がイライラしている時に過剰に
子どもを叱っていることに気付いたそう。
イラッとしたらまず一次感情を探すことが
怒りをコントロールする第一ステップで
第二ステップは、二次感情を出さずに
「私」メッセージで表現すること。
ふむふむ。
例)テレビばかり見てご飯を食べない時
×「なんであなたはいつもテレビばかり見てるの!」
〇「あなたの食事が進まないと(私は)
食器を洗うことができなくて困ってしまうの。
テレビを見るのは食事が終わった後に
してくれると助かるんだけど」
そっかー。
そして怒りの感情はコントロールできるらしい。
その例として、公園で子どもを叱っていても
誰かから話しかけられたら
「あら、どうもー」てなりますよね?て。
それが感情をコントロールしてる証拠だなんて
勉強になるなあ。
★内発的動機づけ
⇒子ども自身にやる気を起こさせ、達成・成長・有能を感じ、自発的に行動したくなる
⇒⇒困難を乗り越える活力を与えること
★外発的動機づけ
⇒ご褒美や褒め言葉を与えたり、やる気を誘発したり、罰を与えて行動を制限しようとすること
⇒⇒褒める、叱る、子育ては子どもを操作する子育て
アドラー心理学では内発的動機づけが大切で
困難を乗り越える活力を与えるためには
『勇気づけ』しましょう、とのこと。
『勇気づけ』とは?
共感
⇒子どもの気持ちに寄り添い、共感しよう
尊敬
⇒かけがえのない1人の人間として扱おう
信頼
⇒相手を丸ごと「無条件で信じる」心
これがアドラー式子育てなのね。
子どもを勇気づけるには5つのポイントがある。
①感謝の気持ちを伝える
②ヨイ出しをする(ダメ出しの反対)
③聴き役に徹する
④相手の進歩・成長を認める
⑤失敗を許容する
大人同士でも、これできたら最強だな。
子どもを叱って、あ、またやっちゃった、という自分へのダメ出しは、勇気をくじく。子どもを勇気づけたいと思うなら何よりも1番先にしてほしいことは、自分自身を勇気づけること。
そっか、そっか、そうだよね。
誰かが勇気づけしてくれればいいけど
子育ては、やって当たり前、て思われて
誰も評価してくれないもんね。
自分で自分を勇気づければいいのね。
イライラしない、て難しいけどさ
『演じる』ていうやり方で
習慣にしちゃえばいいのかもな。
世界で1番最初に児童相談所を作ったのは
アドラーだったのかー。
アドラーあんたすごいよ。ありがとう。